ママ・パパを悩ます休日のランチ問題。子どもが喜ぶ休日のランチをさっと手軽に。プロが教える時短術!

休日のランチタイム、子どもたちが喜ぶおいしい料理を作りたい、と思うママやパパは多いことでしょう。しかし、なにかと忙しい休日に、料理に手間や時間がかけられないということも。そこで、この記事では管理栄養士が手軽に作れる時短ランチアイデアをご紹介します。

子どもが喜ぶ休日ランチの時短術:自宅編

休日のランチは家族で楽しむ特別な時間ですが、準備や調理に時間をかけすぎるとストレスになってしまいます。そこで、子どもたちが喜ぶランチを手軽に作るための時短アイデアをご紹介します。

ひと皿で満足できる料理にする

子どもたちが喜ぶランチを手軽に作るためには、ひと皿でボリューム感があり、調理時間のかからない料理であることが重要です。丼やオムライス、パスタなどはその代表例。これらの料理は、一度に鍋やフライパンで調理できるため、時短になります。

とくにパスタは、フライパンひとつでできる「ワンパン」レシピが多くあるので便利です。あらかじめフライパンで具材を炒めたところに水とパスタを入れ、煮るようにパスタを茹でると、麺にしっかり味がしみ込んだおいしいパスタに仕上がります。

火の通りが早い食材を使う

火の通りが早い食材を上手に活用するのも時短のポイントです。たとえば、豚や牛の薄切り肉や小松菜やほうれん草などの葉物野菜、卵などは加熱時間が短く、調理時間を大幅に短縮できます。

また、電子レンジを使えばさらに効率的な調理も可能です。煮物やカレーなどの加熱に時間がかかる料理でも、じゃがいもやにんじんなどの根菜類をあらかじめ電子レンジ加熱で「下茹で」しておくと、鍋に入れてからの加熱時間が短縮でき、味もしみ込みやすくなります。

缶詰食材を有効活用

時短料理には缶詰食材が便利です。缶詰は賞味期限が長めに設定されている商品が多く、常温保存も可能なので、備えておくと忙しいときに役立ちます。サバ缶やツナ缶などの缶詰は食材の加熱や味つけが済んでいるため、下処理なしで調理できます。

たとえば、丼、サラダの具材としてそのまま利用してもいいですし、パスタや汁物など他の食材と合わせて料理をする際は、調味料を控えて缶詰をそのまま加えるだけでもおいしく食べられます。

子どもが喜ぶ休日ランチの時短術:お弁当編

子ども連れで飲食店に行くと、周りに迷惑をかけないか心配で、食事を楽しむ余裕がなくなってしまう、というママやパパも少なくありません。休日のお出かけやピクニックにはお弁当を持っていくのも選択肢のひとつです。子どもたちが喜ぶお弁当を手軽に作るための時短アイデアをご紹介します。

飾り切りは型抜きを活用

かわいらしいお弁当を作りたいと思っても、飾り切りは手間がかかりますし、慣れないと難しいかもしれません。その場合は、型抜きを活用すると手軽にかわいらしい形を作ることができます。

クッキーの型を使うと、簡単におかずや野菜を可愛らしく型抜きできます。また、ストローを使うと、簡単に小さな丸いパーツを作ったり、穴をあけたりできるので、飾りつけにも便利です。

ピックで食べられるおかずを作る

お弁当には、手軽に食べられるおかずがぴったりです。ピックを使ったピックサラダやピンチョスなどは、彩りもよくておしゃれな見た目に仕上げられます。

また、火を使わない食材を使えば、調理時間も大幅に短縮できます。たとえば、トマトやチーズ、ハム、きゅうりなどであれば、彩りもよく子どもたちも楽しめるおかずを手軽に作れるのでおすすめです。

ラップを活用する

おにぎりやサンドイッチなどのお弁当作りでは、ラップが大活躍します。ラップを使うメリットは手を汚しづらく、洗い物が減らせる点です。たとえば、タッパーにラップを敷いた上に海苔とご飯、具材をのせて包むだけで完成するおにぎらずを作ったり、ラップにくるんだ状態でサンドイッチをカットしたりするという方法もあります。

また、ラップに包んだ丸いおにぎりやロールサンドイッチは、見た目も可愛くなり、食べる際も手を汚しにくいのでおすすめですよ。

キャラ弁は作りやすいキャラクターを選ぶ

子どもたちが大喜びするキャラクター弁当も、簡単に作れるコツがあります。シンプルな形のキャラクターや動物を選べば、手軽にかわいらしいキャラ弁を作ることができるのです。たとえば、海苔だけで作れるパンダなどは、シンプルでありながら子どもたちの心を掴みます。また、かわいい顔が作れる専用パンチを使って海苔の型抜きするなど、グッズを使うのも選択肢のひとつです。

休日ランチを子どもとより楽しむには?

子どもと一緒に楽しむ休日ランチには、見た目にも工夫を凝らしてみましょう。イラストやキャラクターのついたピックを使うなど、飾りつけを工夫すると子どもたちも食事を楽しめます。

また、火や包丁を使わない調理や盛りつけを子どもと一緒におこなうと、親子のコミュニケーションも深まります。楽しいひとときを家族で過ごしましょう。

休日ランチは子どもも大人も楽しんで

子どもたちが喜ぶ休日ランチを手軽に作るための方法をご紹介しました。自宅でのランチやお弁当をより楽しむために、時短アイデアを活用してみてくださいね。

PROFILE

あんしん漢方 管理栄養士
小原水月(おはらみづき)

管理栄養士・健康食育シニアマスター。社員食堂で300以上の料理を修得、ダイエット合宿所・特定保健検診の業務に携わり600人以上の食事と生活習慣改善を個別サポート。自身の出産後の体調不良から食事と漢方で体調改善/増進の経験を生かし、栄養学と漢方を合わせたサポートを得意とする。「心も体も食べたものだけで作られる」をモットーに簡単で時間もお金もかけずに元気になれる食スタイルを発信中。
・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=211332f2tmhy00010072

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