シャッター商店街に活気を! 秘策は「まちなかアウトドア」 スノーピークが協力、キャンプ飯やテントでゆったり 都城

街中のアウトドア体験を楽しむ参加者=都城市上町

 都城市中心市街地の千日通りで3月30、31の両日、「まちなかキャンプ」と銘打ったイベントが開かれた。2日間で約120人が、空き地に仮設されたキャンプ場で、気軽にアウトドア体験を楽しんだ。

 シャッターが閉じたままの店舗が目立つ千日通りに、人が集う場所を再生するのが狙い。中心市街地の回遊性向上を目的に活動する市地域プロジェクトマネジャー池田浩二さん(46)が、4月27日に同市の関之尾公園で直営キャンプ場を開業するスノーピークに協力を求めて企画した。

 参加者は、同社提供のテントで過ごしたり、地元カレー店や洋食店が開発したキャンプ飯を楽しんだりと、思い思いの時間を過ごした。同市久保原町のトラック運転手、東和博さん(63)は、「還暦を機に夫婦でキャンプを楽しんでいるが、せわしい街中でも意外とゆったりできておもしろい」と話した。

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