札幌が待望の今季初勝利! 宮澤裕樹の渾身ヘッドが決勝弾、G大阪に1-0勝利で連敗脱出

4月6日に開催されたJ1リーグ第7節で、今季ここまで勝利がなく、5連敗中で最下位に沈む北海道コンサドーレ札幌と開幕から5戦無敗の6位ガンバ大阪が前者のホームで対戦した。

立ち上がりから両チームともに決定機を作れない時間が続くなか、札幌は18分にペナルティエリア手前の中央でFKを獲得。これを小林祐希が直接狙ったが、GK一森純にセーブされる。

一方のG大阪も、その10分後にボックス手前の中央付近でFKを得る。ジェバリの狙いすましたキックは右のポストを叩いた。

その直後には、倉田秋のCKに中谷進之介が頭で合わせて、こぼれたボールを福岡将太が押し込んで先制かと思われたが、オフサイドでノーゴールの判定となった。その後も得点は生まれず、スコアレスで前半を終える。

【動画】札幌の10番が豪快ヘッドで決勝弾!
迎えた後半、G大阪は48分に決定機を迎える。敵陣中央でボールをもらった食野亮太郎がドリブルで持ち上がってスルーパス。抜け出した坂本一彩のシュートはGK菅野孝憲が阻まれ、こぼれ球にジェバリが反応したが決め切れなかった。

札幌は63分、ペナルティエリア手前の左でパスを受けた荒野拓馬が右足のコントロールショットで狙うも、クロスバーを叩いた。

試合が動いたのは73分、札幌は途中出場の長谷川竜也のクロスから宮澤裕樹が渾身のヘディングシュートを叩き込んで先制点を奪った。

ビハインドを負ったアウェーチームは81分、黒川圭介のマイナスの折り返しを相手がクリアしきれず、最後は中野伸哉が押し込んだが、直前のプレーがオフサイドと判定されて同点弾とはならなかった。

試合はこのまま1-0で終了し、勝利した札幌は連敗を5でストップ。待望の今季初勝利を飾った。一方のG大阪は今季初黒星となった。

次節、札幌は13日に敵地でアルビレックス新潟と対戦。一方のG大阪は、10日に延期されていた第3節の横浜F・マリノス戦をアウェーで戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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