【MLB】「大谷翔平を上回った」3打点で勝利に貢献した鈴木誠也に称賛の声 指揮官が好調ぶりに言及「メジャーで2年間過ごして……」

カブス鈴木誠也外野手が5日(日本時間6日)、本拠地リグレー・フィールドでのドジャース戦に「2番右翼」で先発出場し、2打数1安打3打点だった。試合は鈴木の活躍もあり、カブスが9-7で勝利。チームは5連勝を飾った。「2番DH」で出場したドジャースの大谷翔平投手は2号2ランを含む5打数2安打2打点だった。このカードでは山本由伸投手、今永昇太投手も登板予定でファンの注目を集めている。

◆【実際の映像】絶好調の鈴木誠也、大谷翔平の前で見せた右翼フェンス直撃の適時二塁打

■地元放送局「シーズンスタートから絶好調」

2回2死二、三塁で迎えた鈴木の第2打席。ドジャース先発ボビー・ミラー投手が投じた157キロの直球を弾き返すと、痛烈な打球は右翼フェンスを直撃。2点適時二塁打となった。

これで連続試合安打を5に伸ばすと、6回の4打席目にもしっかりと右犠飛を打ち、この日は計3打点をマーク。9-7の勝利に貢献した。

鈴木はこれで7試合を消化して、打率.345、2本塁打、11打点、OPS1.015を記録。この好成績を受けて、地元放送局『マーキー・スポーツ・ネットワーク』は、公式X(旧ツイッター)で「セイヤはシーズンスタートから絶好調」と称賛した。

また、AP通信は「メジャーリーグでプレーする日本最高の4選手が集まる週末3連戦。そのシリーズ開幕戦で、スズキがオオタニを上回った。オオタニはリグレー・フィールドで初アーチを放ったが、スズキはチームが5得点をあげた2回に2点適時二塁打を、さらに6回にも貴重な犠飛を打った」と伝え、“日本人対決・第1ラウンド”は鈴木に軍配があがったと紹介した。

■歴代の日本出身メジャーリーガーに感謝

鈴木は試合後、「グラウンドにいる時だけでなく、クラブハウスで過ごす時間も含めてチームのすべてが素晴らしい。選手はみんな楽しんでいるし、今はすごく良い雰囲気だ。それが、我々のパフォーマンスにも現れていると思う」とコメント。そして、「私もその勢いに乗ることができている」とし、好調なチームに導かれる形で、自分の打撃も上向いていると説明した。

また、今回のカードでは日本選手4人が介することでも注目されているが、「先駆者となった歴代の日本選手たちが積み上げてきてくれたおかげで、自分たちが今ここにいる。今後も日本選手が続いてこの舞台に来られるように、我々も頑張らないといけない」と話し、先人たちに対する感謝の思いを口にした。

鈴木について、チームを率いるクレイグ・カウンセル監督は「メジャーで2年間過ごし、気持ち良く打席に立てるようになっている。今季は開幕から自分が持つ実力を見せつけている」と賛辞を贈った。

カブスのプレーオフ進出へ、鈴木のバットがカギを握りそうだ。

◆【実際の映像】絶好調の鈴木誠也、大谷翔平の前で見せた右翼フェンス直撃の適時二塁打

◆鈴木誠也のバットが止まらない「すべてが完璧」 圧巻の2戦連発に米メディア「まさに異次元にいる」と称賛

(SPREAD編集部)

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