ひとりっ子でかわいそう…? はぁああ!!!【ケイコモエナのスイス妊娠日記#24】

こんにちは!ケイコモエナです!
スイス人夫の元に嫁ぎ、スイスのアルプスの麓のど田舎に住んでおります。見渡す限り山、山、山、牛、羊、ヤギ、空です。
この連載では、長男のイチがまだ小さい頃のお話で、ふたりめの妊活を始めた頃のエピソードを赤裸々に綴りました! 笑いあり、涙ありの私の妊活話、楽しんでいただけると幸いです。

前回は産み分けを諦め、愛ある妊活を始めたけれど、それでも、愛があっても子は授かれず…… 毎月訪れる色んな葛藤にも慣れてきて、ふたりめにこだわらなくなってきた、と言うお話でした。

今回は、そんなふたりめにこだわらなくなった私に、思いもよらない大打撃が待っていた! というお話です。

もうね……もし、イチが一緒にいなかったら、ほんと、襟首つかんで背負い投げしてたと思います、私(そのくらいのやるせない気持ちがこみ上げてきました)。

こんなにがんばって、がんばって、
毎月虚しさと戦ってる私を前に、
何も知らない初対面の見ず知らずの他人に、
私のワガママでひとりしか産まないかのような言われ方をされたあげく、
イチがかわいそう、とも言われ……

はあ???!

どの口がっっ。いったい、どういつもりでそんなことが言っているの?
背負い投げ一本ぜひ今からでも差し上げたい!(くらいの気持ちが、今でも思い出すとこみ上げます)

子どもは、ひとり授かれたら、次も、また次も、自然に授かれると思いこんでる人だったのでしょうか。(おばあさんの本心は私にはわかりませんが…)

私も、ふたりめ妊活を始めるまではそう思っていたのかもしれません。
だけど、そうとも限らないんだと言うことを身をもって痛感し、授かれるっていうのは、ほんと毎回奇跡なんだと言うこに気づき、やっと暗いトンネルを抜けようとしていた時だったので、自分んの感情がコントロールできなかったんだと思います。

この出来事があって、一旦落ち着いていた私の心も大打撃&怒り&悲しみでグチャグチャに荒らされ、やっぱり、ふたりめは気にしないと言いつつ、欲しくて欲しくてたまらない私の本心が剥き出しにされたのでした。

この頃、不妊治療も視野に入れてみようか…と言う話も夫としていたのですが、ザッと治療費を調べてみたところ、ふたりとも卒倒しそうになり、即諦めたのでした…。

日本でも、不妊治療はとても高額だと聞きます。特にスイスは物価が高く、例えば、ビックマックセットのMサイズで日本円にすると大体1500円です。ファストフードの値段ではありません。不妊治療も同じく目ん玉が飛び出しそうになるくらいのスイス価格でした。

最後まで読んで頂きありがとうございました!
ではまた次回に!

<自己紹介>
ケイコモエナ
「ぼんち揚げ」をこよなく愛すコテコテの関西人です。スイス人夫、長男のイチ、末っ子のゆあ、とスイスのアルプスの麓の小さな村に住んでいます。育児にまつわるつぶやきや、母としての思いをゆるくインスタにて綴っております。

インスタグラム:keikomoena

ケイコモエナのスイス妊娠日記「もしかしてふたりめ不妊!?」今までのお話はこちら>

話題の妊活コミック作者・目野真琴さん妊活tips5「不妊治療は驚きの連続!」

※この記事は、過去にたまひよONLINEで公開されたものです。

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