「もったいなかった」なでしこ杉田妃和が痛恨の“PK献上”を悔やむ。アメリカ戦で露呈した課題は...

なでしこジャパンは現地4月6日、『SheBelieves Cup』の準決勝でアメリカ女子代表と対戦し、1-2で逆転負け。この試合で相手に勝負を決められた2失点目を杉田妃和が振り返った。

日本は開始1分に清家貴子のゴールで先制も、その後はアメリカに主導権を握られ、21分に失点。さらに77分には、右サイドから仕掛けてきた相手をペナルティエリア内で杉田が倒してしまいPKを献上。これをリンジー・ホランに決められ、リードを許した。

杉田は相手にPKを与えてしまったファウルについて、「時間を作って、相手に時間を使わせたところまでは良かった」とその前のプレーで相手を遅らせたプレーには手応えを感じつつも、「あの後にもう一個、足が引っかかったというところはもったいなかった」と悔しさを露わにした。

【動画】清家の先制弾!
また、この試合で出た課題をこう分析する。

「前向きのパワーを真っ向から受けるというところは、日本としても良い時間帯でも、良い戦略でもない、というなかで、相手のスピード、パワーというところをどこで半減できるかといったら、立ち位置だったり、良い準備だったり、というところではある。自分達の攻撃から守備になった時に、どれだけ高い位置で、スペースを限定して奪いに行けるか、そういう先手を取るところでは、もっと改善点はあるのかなというふうには思います」

アメリカ戦での敗戦を活かせるか。次戦は9日に3位決定戦で、準決勝の別カード、カナダ対ブラジルの敗者と対戦する。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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