天馬船から花見楽しむ 富山県氷見市湊川で桜並木見上げ遊覧

船上から桜並木を眺める乗船客

 木造和船「天馬船」の遊覧は6日、富山県氷見市中心部を流れる湊川で始まり、訪れた人が船上から淡いピンクの花が咲き始めた桜並木を見上げた。7日まで。

 2008年に天馬船を復活させた同市北大町の船大工、番匠光昭さん(78)を中心とした実行委員会が毎年行っている。

 観光名所の忍者ハットリくんカラクリ時計近くに乗降場を設置。乗客は春の陽気の下、花見を満喫した。

 きょうだいで櫓(ろ)をこいだ菊川彩世(あやせ)さん(10)と瑛楽(あきら)君(7)は「楽しかった」と笑顔を見せ、母の仁美さん(45)は「桜の花やツクシが見られ、春を感じられた」と話した。

 7日は午前9時~午後3時半。乗船料は中学生以上千円、小学生500円、未就学児は無料。

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