9日(火)は関東南部で大雨のおそれ 週後半は全国的に晴天続く 4月でも意外と強い紫外線対策を

 きょう7日(日)昼間は晴れて5月並みの暖かさになる所が多い予想。ただ、週明けのあす8日(月)からあさって9日(火)は西日本から東北にかけて雨が降りやすく、特にあさって9日(火)朝の通勤・通学の時間帯は関東南部で雨足が強まり、大雨となるおそれがある。

本州はお花見日和も沖縄は激しい雷雨

 きょう7日(日)昼間は広範囲で晴れて、最高気温は5月並みと初夏の暖かさになる所が多い予想。午前中は横浜や名古屋でさくら満開の便りが届き、東日本や西日本を中心にさくらが見頃を迎えているため、お花見日和になる所が多くなりそうだ。
 ただ、沖縄には前線が停滞し、沖縄県石垣市盛山では午前5時21分までの1時間に37.5ミリの激しい雨を観測。このあとも沖縄では雨が続き、激しい雷雨になるおそれがある。大気の状態は非常に不安定になっているため、大雨、落雷や竜巻などの激しい突風に十分注意したい。

9日(火)関東南部で警報級大雨か

 沖縄ではあす8日(月)にかけても激しい雷雨になるおそれがある。また、あす8日(月)は徐々に前線が北上するため、本州付近も太平洋側を中心に雨が降る見通し。前線上には次第に低気圧が発生し、夜になるほど本降りとなりそうだ。

 西日本はあさって9日(火)午前にかけて雨が降ったりやんだりの見通し。なお、あさって9日(火)朝の通勤・通学の時間帯は、関東南部を中心に雨足が強まり、神奈川県や千葉県では警報級の大雨になるおそれがある。その後、東日本や北日本の太平洋側では、夕方ごろにかけて雨が残りそうだ。
 西日本や東日本では、この雨でさくらは散り始める所がある見通し。日差しに恵まれるきょう7日(日)昼間のうちに、さくらを楽しんだ方がいいかもしれない。

雨のあとは全国的に晴天続く

 10日(水)以降は次の週末にかけて、全国的に高気圧に覆われておおむね晴れる見込みだ。最高気温は九州から関東にかけて22℃前後と過ごしやすく、北陸や東北でも20℃前後の日が多くなりそう。多雪地ではなだれに注意し、朝晩と日中の気温差が大きくなるため服装選びや体調管理に気を付けたい。

東京の月別UVインデックス 出典=気象庁HP

 また、まだ4月だからと油断しがちなのが「紫外線」だ。東京を例に、月別で紫外線の強さを比べると、4月は残暑が厳しい9月と同程度の強さの紫外線が降り注ぐことになる。外出する際は、日焼け止め、日傘や帽子などの対策を心掛けた方がいいだろう。

(気象予報士・鈴木悠)

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