農林水産省と日本飼料用米振興協会が模範となる飼料用米生産者を表彰する「2023(令和5)年度飼料用米多収日本一」で、福島県須賀川市の熊谷聡さんが農林水産大臣賞、市内の小針暢芳さんがJA全農会長賞に輝いた。2日、市内のJA夢みなみすかがわ本店で報告会が開かれた。
熊谷さんは「ふくひびき」3.7ヘクタールを作付けし、10アールあたり852キロを収穫した。地域の単収との差は10アールあたり311キロ増となり「地域の平均単収からの増収の部」で最高賞の大臣賞を受賞した。小針さんは「ふくひびき」2ヘクタール作付けし10アールあたり760キロを収穫し「単収収量の部」でJA全農会長賞に輝いた。
報告会で熊谷さんは「さらに生産性を高め経営の安定化に努めたい」と話し、小針さんも「省力化をさらに推進していく」と語った。佐々木一成組合長は「継続して地域の模範になってほしい」と期待した。
(県南版)