奈良市写真美術館 アン・ジュンと入江泰吉 写真展

奈良市写真美術館では、韓国出身の気鋭の写真家と、奈良大和路の写真家入江泰吉の作品展が開かれています。

日本で初の個展となるアン・ジュンさんは韓国出身で、ニューヨークとソウルをメインに活動する写真家です。

今回の個展では、重力をテーマに高速シャッター技術を用いて人の目ではとらえられない瞬間を連写、その中から厳選した1枚を展示しています。

普段は気づかない偶然の美しさを伝えるその写真は国際的に注目されていて、写真美術館にとって初の海外作家による個展となっています。

また、半世紀以上にわたり、奈良の仏像や伝統行事風景などを撮り続けた、故・入江泰吉の作品展「塔のある風景」も開かれています。

あまり雪が積もることのない斑鳩で撮られた、雪化粧をまとった法隆寺の風景など、大和路を代表する堂塔の風景約30点が展示されています。

作品展は6月30日まで開かれています。

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