平城宮跡で春の昆虫観察会

ツクシやタンポポが咲く平城宮跡で春に活動する虫たちを観察する催しが開かれました。

この昆虫観察会は、平城宮跡管理センターが毎年春と秋に開いている催しです。

昆虫生態写真家の伊藤ふくおさんの解説を受けながら、平城宮跡に生息する昆虫を親子で観察して、さまざまな生き物の生態を知ってもらうのがねらいです。

この日は親子連れなど約20人が参加し、普段は昆虫採集が禁止されている平城宮跡で、さまざまな昆虫を網で採って観察しました。

今年はいつもより虫の姿が少ない様子でしたが、草むらでは、蚊よりひとまわり大きなガガンボ、そして、白や黄色の蝶、カナヘビ、ハシリグモやテントウムシなどが姿を見せ、子どもたちはその形や生態に興味津々でした。

参加した子どもは「楽しかった」「久しぶりやね、こんなに虫を捕ったの。また昆虫観察会があれば、ここに来て虫を観察したいです」と話していました。

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