ヘリで立山連峰まで遊覧 チューリップフェア盛り上げ 砺波の離着陸場運営・石村さん企画

遊覧飛行に登場するジェットエンジンヘリ「Bell 505」

  ●空飛ぶ車も展示

 23日開幕のとなみチューリップフェア(富山新聞社後援)会場や、立山黒部アルペンルートの上空をヘリコプターで遊覧するフライトが5月3~6日に行われる。砺波市庄中のヘリコプター離着陸場「Heli Pad Tonami(ヘリパッド砺波)」を活用。愛好者に人気が高いジェットエンジンヘリを用意し、フェア盛り上げに一役買う。専用サイトで7日から受け付けを始めた。

 ヘリパッド砺波を所有する「HIYOSHI DESIGN(ヒヨシ デザイン)」(砺波市)の石村忠美社長が昨年に続いて企画した。運航は遊覧飛行事業などを行う「AirX(エアーエックス)」(東京)が担う。

 使用するヘリは4人乗り「Bell(ベル) 505」で、石村社長が所有する機体。フライトコースはヘリパッド砺波を発着点にフェア会場を旋回する5分コース、砺波周遊の10分コースのほか、立山連峰近くを遊覧する55分コースの6つを設けた。スピードとパワーがあるジェットヘリを使用することで、高峰が連なる3千メートルを超す高さまで飛行が可能になった。

 石村社長は5月3~5日、フェア会場の市美術館前で「空飛ぶクルマ」の特別展示も行う。今年3月に茨城県つくば市で飛行に成功した機体となる。18歳以下限定で停車中の機体に搭乗できる。

 昨年のヘリコプター遊覧では約400人が楽しんだ。石村社長は「ヘリと空飛ぶクルマの実物を間近に見てもらい夢や希望を持ってほしい」と話している。

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