高志の国文学館の「観桜の集い」は7日、富山市の同館で行われ、約300人が庭のオオヤマザクラが色づく中、春や花にちなんだ和歌、詩の朗唱をはじめ、舞踊、合唱などを楽しんだ。
朗唱には水野達夫滑川市長や佐藤一絵副知事、木下晶富山県芸術文化協会参議(高志の国文学館友の会副会長)ら11人が登壇し、万葉歌などを詠み上げた。富山新聞で「瓢箪(ひょうたん)なまず日記」を連載する女優・随筆家の室井滋館長は童謡詩人金子みすゞの「こだまでしょうか」を披露した。
県洋舞協会によるバレエとモダンダンス、高岡市出身のマジシャン・アレマー玉井さんの手品、藤間松山社中の日舞も披露され、富山中部高コーラス部は美しい合唱で春のうたげに彩りを添えた。