地元産ホップと蜂蜜の「ホップミード」完成 福島県田村市都路町のホップジャパン

新発売した蜂蜜酒「ホップミード」を手にする武石醸造長(左)と高橋さん

 福島県田村市都路町のクラフトビール醸造会社「ホップジャパン」は、田村市産のホップと蜂蜜などでつくる酒「ホップミード」を完成させた。拠点となるグリーンパーク都路の広大な土地を生かし、養蜂事業に取り組み、ハチミツのほのかな甘味と果実や花の上品な香りが溶け合うすっきりとした微炭酸のお酒が誕生した。

 ミードは、蜂蜜に水と酵母菌を発酵させて造る醸造酒で、西欧で古くから飲まれてきた。完成したホップミードは、都路産の蜂蜜、ホップ、シャンパン酵母、水を使った。酵母で発酵させ、約2カ月ほど寝かせ、薫り高くキレもある蜂蜜酒に仕上がった。

 醸造長の武石翔平さんは「甘さが控えめなので、食事などにも合わせやすい」と紹介する。企画担当の高橋秀さんは「社では、自然と共生したものづくりを目指しており、自然循環にとって大切な役割を果たすミツバチを活用し、理念に合う商品になった」と胸を張る。

 商品名は「Allez hop(アレ・ホップ)」でフランス語で「さぁ行こう」の意味。同社は、新生活が始まる季節にもぴったりだとしてPRしている。500ミリリットル入り3300円(税込み)。同社や、同社のオンラインショップなどで販売している。

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