韓国、2基目の偵察衛星打ち上げ成功 北朝鮮も月内に計画か

Hyunsu Yim

[ソウル 8日 ロイター] - 韓国国防省は8日、同国2基目の国産偵察衛星が米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられ、軌道に入ったと発表した。打ち上げには米宇宙開発企業スペースXの主力ロケット「ファルコン9」が使われた。

韓国は昨年12月、初の偵察衛星を米カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げた。

国防省によると、今回のロケットは7日2317GMT(日本時間8日午前8時17分)に打ち上げられ、45分後に衛星が分離に成功して目標の軌道に入った。打ち上げから約2時間40分後に地上との交信に成功したという。

北朝鮮は昨年11月、偵察衛星の打ち上げに成功したと発表。2024年に新たに3基を打ち上げる方針を示している。

聯合ニュースによると、韓国の申源シク国防相は北朝鮮が早ければ今月中旬にも2期目の偵察衛星を打ち上げる可能性があると記者団に述べた。

国防省報道官は申氏の発言について、韓国軍による北朝鮮の関連活動の監視に基づいていると説明した。

韓国の2基目の衛星は 天候を問わず画像を生成できる「合成開口レーダー(SAR)」を搭載している。

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