ラグビー神戸、釜石と震災テーマに特別動画 共同で制作、試合前に大型ビジョンで放映

試合前にビジョンに映し出されたメッセージ動画=ユニバー記念競技場(撮影・風斗雅博)

 ラグビー・リーグワン1部の神戸は7日の試合前、阪神・淡路大震災や東日本大震災をテーマに2部釜石と共同で制作したメッセージ動画を、ユニバー記念競技場の大型ビジョンで放映した。

 神戸は2019年から毎年、阪神・淡路が起きた1月17日に合わせて動画を作成しており、今回初めて釜石と取り組んだ。約4分半あり、被災当時の映像から始まり、復興が進んだ神戸や釜石のまちを選手たちが巡る内容。神戸の選手は三宮の東遊園地にある「慰霊と復興のモニュメント」などを訪れ、「つたえつづける」「絶対、忘れない」などのテロップと合わせて記憶の継承の大切さを訴える。

 映像は両チームの公式ユーチューブからも見ることができる。(山本 晃)

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