競泳・幌村尚が現役引退 200mバタフライ、世界選手権日本代表 パリ五輪逃し自身のXで報告「ありがとう水泳」

2019年9月の茨城国体・成年男子400メートルメドレーリレーで3位に入った兵庫の幌村尚=茨城県ひたちなか市

 競泳男子の世界選手権日本代表で兵庫県西脇市出身の幌村尚(25)=あいおいニッセイ同和損保=が、8日までに現役引退を表明した。3月のパリ五輪代表選考会200メートルバタフライで6位に終わり、五輪出場を逃していた。自身のX(旧ツイッター)で引退を報告し「ここまで頑張ってきて本当に良かった! 悔いはないです! 今まで応援ありがとうございました。ありがとう水泳」と投稿した。

 幌村は西脇工高時代の2015年、世界ジュニア選手権200メートルバタフライで優勝。16年の全国高校総体でバタフライの100メートル、200メートルで2冠を遂げた。

 200メートルバタフライでは、早大時代の18年に日本選手権を制し、同年のジャカルタ・アジア大会で銀メダルを獲得した。今年2月にドーハであった世界選手権に初出場。同種目予選では全体16位のタイムで他の1選手と並び、準決勝進出を懸けて対決するスイムオフに敗れた。(井川朋宏)

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