江戸独楽 魅力知って 福島市の西田記念館で企画展 遊べるコーナーも

多彩な江戸独楽を紹介している企画展

 福島県福島市のアンナガーデンにある原郷のこけし群西田記念館で、企画展「広井道顕の『江戸独楽(こま)』の魅力~天野弘三コレクション~」が開かれている。

 江戸独楽は、からくりの仕組みを応用して作られ、分解した部品をこまとして回せたり、意匠を凝らしたしゃれっ気のあるデザインを楽しんだりできる。今回は250点を展示しており、来場者が多彩な作品に見入っている。

 展示しているのは東京に生まれ宮城県で暮らした江戸独楽作家広井道顕さん(1933〈昭和8〉~2020〈令和2〉年)の作品で、収集家の天野弘三さん(1933~2016〈平成28〉年)の家族から昨年、記念館に寄贈された。

 期間は7月28日までで、観覧は午前10時から午後5時まで。入館料は300円。中学生以下無料。月曜(祝日の場合は翌日)は休み。江戸独楽で遊べる体験コーナーもある。問い合わせは記念館へ。

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