神戸-大阪間、鉄道開業150周年 JR神戸駅でイベント 記念列車の乗車会も 5月11、12日

神戸ー大阪鉄道開業150周年の記念列車に使われる225系車両(JR西日本提供)

 JR西日本と神戸市は、5月11日に神戸-大阪間で鉄道が開業してから150周年を迎えるのに合わせ、JR神戸駅周辺で記念イベントを開催する。同日に神戸駅北口駅前広場で式典を開くほか、神戸駅から大阪駅に向かう記念列車の乗車会を行う。また、11、12日の夜には神戸駅の駅舎をスクリーンにしたプロジェクションマッピングを実施し、街と鉄道の歴史を映像と音楽で振り返る。

 式典は11日午前10時から始まり、沿線の神戸、尼崎、西宮、芦屋の各市長と大阪市北区長らが出席。ジャズバンド演奏などで節目の日を祝う。午前11時8分には、2種類のオリジナルヘッドマークシールを付けた記念列車(225系6両編成)が大阪駅に向けて出発する。車内には鉄道と街の歴史を伝える装飾を施す。

 プロジェクションマッピングは11、12日午後8時~9時半に約15分間隔で駅舎に投影する。神戸市も両日、同駅北東に常設されている蒸気機関車(SL)「D51(デゴイチ)」前に芝生を設け、ランタンで照らしたり、各種イベントを催したりする。

 記念列車の乗車会にはスマートフォンアプリ「WESTER(ウェスター)」会員の150人を招待する。無料。4月14日午後11時59分までに専用サイト(https://va.apollon.nta.co.jp/kobe150th/)から申し込む。応募多数の場合は抽選。記念列車は5月12~20日にも神戸-大阪駅を中心に走る。(大島光貴)

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