広島・呉市にある34全ての公立小学校は、8日が入学式です。このうち校舎の建て替えをしている小学校では、会場をホテルに移して入学式を行いました。
少し緊張した表情で入場してきたのは、ことしで創立135周年を迎えた港町小学校の新入生31人です。先生や保護者の拍手で迎えられました。
港町小学校には、円い形をした「円形校舎」を含め3棟の校舎があります。すでに築60年以上が経っているため全て解体されることになり、今年度から3年間、仮校舎に移ることになりました。
しかし、体育館がないことから学校の近くにある「クレイトンベイホテル」が新入生たちの思い出作りにと無償で会場を提供しました。
式では、1人ひとりの名前が呼ばれ、ピカピカの1年生になりました。そして 畠藤晃 校長が「話を聞く、仲良くする大切な命を守りましょう」と呼びかけました。
このあと、仮校舎に戻った新1年生たちは、担任の先生から教科書や持ち物などの確認、学校生活について説明を受けていました。
新1年生たち
「元気よく、学校に行きたいです」
「縄跳びがしたいです」
「楽しかったです」
「宿題をがんばります」
保護者
「まさか、ホテルで入学式なんて思ってなかった。ちょっとうれしいです」
呉市の公立小学校では8日、およそ1250人の新入生を迎えたということです。
新1年生
「勉強、がんばるぞ！」
