これぞ日本の美 桜と姫路城の調和、訪日客もうっとり

姫路城周辺のサクラ=姫路市本町

 桜と城が調和する世界文化遺産・国宝姫路城(兵庫県姫路市本町)。古典的な日本美に魅入られ、多くの訪日客が城下をそぞろ歩きながら華やいだ木々をめでる。

 日本の「さくら名所100選」の一つでもある姫路城周辺には、ソメイヨシノなど約1600本が植わる。今年は昨年より1週間遅い3月29日の開花だったが、気温の上昇とともに一気に満開を迎えた。

 姫路市によると、2023年度の外国人入城者数は、過去最多の45万2300人(速報値)で、入城者全体の3割を占める。今年は桜の開花時期に合わせ、外国籍のクルーズ客船が神戸港に相次ぎ入港。停泊中に同城を訪れるコースが人気という。姫路城管理事務所TEL079.285.1146 (辰巳直之)

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