陽気に誘われ胴吹き桜「ぽっ」/十和田・官庁街通り

陽気に誘われ、花を咲かせた胴吹きのソメイヨシノ=8日、十和田市官庁街通り

 155本の桜の木が並ぶ十和田市の官庁街通りで8日、暖かな陽気に誘われ、一部のソメイヨシノの胴吹き桜がほころび始めた。通りかかった市民らは「咲いてる」「早いわね」と小さくかれんな花を眺め、春の訪れを感じていた。

 この日の同市は朝から青空が広がり、午前10時半ごろには気温は21.2度まで上昇。日当たりの良さからか、市現代美術館前にある桜の木の幹に付いたつぼみ数輪が、薄いピンク色の花を咲かせた。

 同市版DMO(観光地域づくり推進法人)十和田奥入瀬観光機構によると、市役所前にあるソメイヨシノの「標本木」は11日ごろの開花を予想。調査を始めた2000年以降で最も早かった昨年に比べると4日ほど遅いものの、例年よりはかなり早くなる見込みという。

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