ベトナムの旅行会社「ベトトラベル」のグェン・ハー・チュン副社長は8日、福島県庁で佐藤宏隆副知事と懇談し、福島空港とベトナムを結ぶ連続チャーター便の継続の重要性を確認した。福島県は集客実績を上げ、定期便化を目指す。
ベトトラベルの子会社「ベトトラベル航空」による連続チャーター便の初就航に合わせ、チュン副社長と現地コーディネーター会社のVJSCのヴー・ミン・チョウ副社長らが訪れた。佐藤副知事は「福島の美しい桜や料理、お酒を楽しんでほしい」と述べ、定期便開設を視野に入れたチャーター便の継続を求めた。チュン副社長は「今後も協力し、チャーター便を継続できるようにしたい」と前向きに応じた。
ベトトラベル航空の連続チャーター便は初日の3月28日、ダナン国際空港(ベトナム)と福島空港を双方向で運航した。福島着便に200人が搭乗し、満席だったという。2日から14日まで3往復を運航する。
県は、10日から訪れるベトナムの旅行会社やインフルエンサーが県内を巡るツアーを実施する。桜の名所など福島県の魅力を発信してもらい、誘客につなげる考えだ。