わくわく新学年スタート 佐賀県内の小中学区で始業式 基山小は校舎増築

新しい教科書を運ぶ児童=基山町の基山小

 佐賀県内の多くの小中学校で8日、1学期の始業式が行われた。春休みを終えた子どもたちは友人との久しぶりの再会を喜び、新年度のスタートに期待を膨らませていた。

 特別支援学級の児童の増加に伴って校舎を増築した基山町の基山小では、子どもたちが新校舎の前を元気に登校。始業前に運動場でドッジボールを楽しむなど、学校は久しぶりに児童の活気であふれた。

 式では、体育館に集まった新2~6年生約640人に、天野雄二校長が「新しい友達や先生との出会いを大切に」と話し、「夢や目標を持つことで問題を解決する力を身に付けることができる。大きく成長する年にしましょう」と呼びかけた。

 教室では新しい教科書が配られ、子どもたちは目を輝かせながらページをめくっていた。6年3組では、担任の田代峻介教諭(29)が「みんなが楽しく、面白いと思えるようなクラスにしましょう」とあいさつ。吉田晴道君は「最上級生としての自覚が芽生えた。大好きな野球で全国大会で優勝できるよう頑張りたい」と抱負を語った。(井手一希)

増築した新校舎(奥)の前を通って登校する児童たち=基山町の基山小

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