石川、輪島朝市が「ふるまい鍋」 自治体職員らに感謝伝える

石川県輪島市の職員ら(左)に魚のつみれ汁と海鮮カレーを振る舞う輪島市朝市組合のメンバー=9日、輪島市

 能登半島地震で大火に見舞われた輪島市朝市組合(石川県輪島市)が9日、被災地の復興に当たる自治体職員らに感謝を伝えるため市役所で「ふるまい鍋」を開き、市職員や市民らが魚のつみれ汁と海鮮カレーに舌鼓を打った。

 ふるまい鍋は毎年2月の祭りのイベントとして開かれていたが、今年は開催を見合わせていた。つみれ汁には石川県で水揚げされたニギス、地元の野菜が使われた。

 市職員の入山修さん(34)は「これぞ地元の味。温かい思いを受け取ったのでこれからも頑張っていきたい」と笑顔で語った。冨水長毅組合長(55)は「復興に尽力してくれた方々に鍋で感謝を伝えたい」と話した。

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