快適な乗り心地に充電用のUSBポートも 次世代型EVバスの特徴とは? 脱炭素社会の実現へ導入したバス会社が運行開始式

脱炭素社会の実現に向けて、盛岡市の路線バスに新型のEV=電気自動車が導入され9日、運行が開始されました。

新型車両の特徴とは?路線バスに電気自動車を導入したのは岩手県交通です。9日はこれを祝うセレモニーが行われ、運行開始前に車両がお披露目されました。

今回導入されたのは、全長10.5メートルの緑の車体が特徴の新型EVバス「K8 МidGreen」です。県交通が動力を全て電気で賄う電気自動車を導入するのは、これで3台目です。

これまでに導入した2台は全長が12メートルと車体が大きく路線を限定しての運行でしたが、今回の新型車両は狭い道路も走ることができるため多くの路線で運行が可能となります。

また電気自動車ならではのこんな特徴も…

(記者リポート)
「走行中のバスの車内にいますが振動が少なく静かで快適な乗り心地です」

車内にはUSBポートが設置されていて、通勤や通学時にスマートフォンの充電などに活用できる他、災害時の非常用電源としても活躍します。

(岩手県交通 本田 一彦 社長)
「若い方々も利用する路線に投入していきますので、次の時代の新しいバスの車両というのを体感していただきたいと思います」

CO2排出量の大幅な削減が見込まれるこの電気自動車のバスは、9日から松園営業所管内の一部の路線で運行が始まっています。

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