元気いっぱい新1年生 栃木県内小学校で入学式 小規模特認校の国府南小は14人仲間入り

最初のホームルームで元気よく手を上げる新入生たち=9日午前9時35分、栃木市寄居町

 栃木県内公立小学校の約2割に当たる65校で9日、入学式が行われ、希望に胸を膨らませた新1年生が新しい学校生活をスタートさせた。

 栃木市では市内全29校が入学式を実施。市内全域から転入学できる小規模特認校の国府(こう)南小には学区外の8人を含む14人が入学した。制度開始後の全校児童数としては最多の54人になった。

 外はあいにくの雨となる中、新1年生は保護者や教員、在校生から大きな拍手を受けて体育館に入場。一人ずつ名前を呼ばれると手を挙げて「はい」と元気よく返事をした。村石紀代美(むらいしきよみ)校長は「元気なあいさつをして自分でできることを増やし、友達と仲良くしましょう」と優しく呼びかけた。

 式を終えた大山和花(おおやまのどか)さん(6)は「式は緊張した。勉強は問題を解くのが楽しそうな算数を頑張りたい」と目を輝かせた。

 県教委によると、10日は県内の公立小学校262校が入学式を行う。本年度の県内公立小学校と義務教育学校の新1年生は前年比約800人減の約1万4千人。

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