佐賀市に初の公立認定こども園 本庄町で開園、育児相談センター併設

テープカットで開園を祝う関係者=佐賀市本庄町の「本庄こども園」

 佐賀市初の公立認定こども園となる市立本庄こども園(辻勝治園長)の開園式が8日、同市本庄町の現地で開かれた。施設が老朽化した市立の成章保育所(成章町)と本庄幼稚園(本庄町)を統合し、木造2階建ての園舎を新設。親子で訪れ交流や育児相談ができる「子育て支援センター」を併設した。

 敷地面積約8千平方メートルで、木材が多く使われた園舎は延べ床面積約1810平方メートル。1階にこども園、2階に個室の相談室も備えた子育て支援センター「つくしんぼう」を設けた。総事業費は約15億7千万円。定員は135人で、初年度は0~5歳児85人でスタートした。

 開園式で辻園長、坂井英隆佐賀市長らが「広い園舎での新しい生活がスタートした。木のぬくもりが感じられる空間で、ありのままの姿で、のびのびと育ってほしい」などとあいさつした。式に参加した4~5歳の子どもたち約40人が遊戯を元気に披露し、開園を喜び合った。(川﨑久美子)

くす玉を割り、「本庄こども園」の開園を祝う子どもたち=佐賀市本庄町

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