シュー・カイ、「雪華の炎~揺るぎない誓い~」でアクションシーンを熱演!監督からもお墨付き

「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」でブレークし、「尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~」など主演作を相次いでヒットに導いたシュー・カイ(許凱)が、宿命を背負った主人公、東伯雪鷹(とうはくせつよう)を熱演した「雪華の炎~揺るぎない誓い~」がU-NEXTで独占先行配信されており、DVDもリリース中だ。

シュー・カイは185センチの長身を生かし、長槍を駆使した流麗かつ力強い身のこなしで、冒険ストーリーの重要な要素の戦闘シーンを見事に演じた。また、東伯雪鷹のヒロイン・余靖秋(よせいしゅう)への想いがいつしか愛へと変わっていくロマンスの行方も必見だ。

このたび本作の配信とDVDリリースを記念して、シュー・カイのインタビューが到着した。

■作品や役のどんなところが好きですか?

僕がこの作品で好きなところは、ストーリーのテンポ感、心が燃えるような血湧き肉躍るアクションですね。また、東伯雪鷹という役も同じように熱血なところが好きです。勇敢に前に向かっていく若者で、待ち受ける結果がどうであろうと全力でやり遂げるんです。

■東伯雪鷹と似ているところ、違うところはどこですか?

違うところといえば、もちろん僕はあんなに武術が強くないです(笑)。似ているところは熱血で、失敗を恐れない、何事にも勇気を持って立ち向かう性格です。

■アクションシーンが非常に多いですが、挑戦しがいのあったシーンは?

どのアクションシーンも僕にとっては大きな挑戦でした。このドラマにはアクションシーンが400近くもあって、一つ一つのシーンに全身全霊で取り組まなければなりませんでした。

■その中でも名場面といえるのはどこですか?撮影で印象に残っているアクションシーンは?

一人で大勢の敵と戦うシーンですね。例えば冒頭で母親を救いに行くシーンでは、飛雪神槍を三節棍や九節鞭に変化させながら戦います。何年も時代劇を演じてきて、今ではどんな武器でも使えるようになりました。でも、扇子はまだ経験がありません(笑)。刀、剣、棍、槍、弓、匕首、三節棍はどれも使えます。

■今回、質問をファンから募集しましたが、あるファンが「シュー・カイさんはもう武芸十八般(18種の武器を使う武芸)をマスターしています」とコメントしていました。

撮影では手加減していますよ(笑)。戦う相手は俳優ですから。本気で向かっていったらもっと強い力を出せると思います。

■アクションの演技で特に意識したことは何ですか?

出来るだけ顔の正面をカメラに向けながらアクションをかっこよく見せることです。これがけっこう難しいんです。いろんな方向に向けてアクション技を繰り出していく立ち回りから最後に決めポーズになる瞬間まで、顔はちゃんとカメラの画角に収まっていないといけないんですから。それが大変でした。

■一番心が燃えたシーンはどこですか?

超凡のレベルに昇級した後、魔族と戦って神魔井を封印するシーンですね。このドラマのアクションシーンはどれも一つのシーンを撮影するだけで4日から1週間ほどかけているんです。あたりが暗くなるまで、時には一晩中撮影して、帰って寝て起きたらまたその続きを撮影するといった感じでした。

■ということは、これまでで一番多くのアクションを経験した作品だったのではないですか?

そうですね。アクションシーンが一番多かったですし、実際にアクションの演技を一番多く求められた作品で、アクションに最もリアリティーがありました。

■グーリーナーザー(古力娜扎)さんと共演した感想はいかがですか?

素晴らしかったです。彼女は楽しい人です。現場はとてもにぎやかで、みんなでおしゃべりしたり笑ったりして、いい雰囲気でした。これまでの僕の出演作の中でも、ベスト3に入るくらい現場の雰囲気が良かったですね。みんな面白い人たちでした。

■グーリーナーザーさんと役の似ているところ、違うところは?

彼女は余靖秋のようにクールで落ち着いた寡黙な人ではないですね。本人はおしゃべりで、面白くて、よく笑う人です。

■撮影現場での面白いエピソードはありますか?

よく覚えているのは、クランクインして間もない頃、長風学院に入学する生徒たちが池丘白にあいさつするシーンがあったんですが、監督から「院長先生こんにちは」と言うように指示があり、僕はちょっと不自然じゃないかと言ったんです。実際、監督の「よーい、スタート」の掛け声の後、みんなで「院~長~先~生~こん~にち~は~」という間延びしたあいさつをしたら、監督も笑っていました。

■東伯雪鷹にとって余靖秋は大切な存在だと思うのですが、ラブストーリーはどのように発展していくのでしょうか?

最初に命の恩人として知り合って、そこから少しずつ共通の目的ができて、お互いを支え合うようになります。男性向けジャンルの作品としては珍しく最初から最後まで1対1のロマンスが描かれます。

■撮影で一番うれしかったこと、一番心残りなことは?

これはファンタジーではありますが、ある意味、武侠に憧れていた自分の心を満たしてくれる作品となりました。心残りといえば、もっとうまくアクションができたはずだという気持ちはありますね。リー・タッチウ(李達超)監督はとても厳しい監督です。撮影の最初に「他のキャストは構わない。彼らはきっとアクションの基礎がないから、後で特殊効果を足せばいい。でも、君はダメだ。君だけは実際にアクションをしてもらう」と言われました。撮影中に血が出たり槍で傷を負ったりしても、武具が体に食い込んで血だらけになっても、「特殊効果やメイクでごまかすこともしなければ、拭うこともしない。そのままにする」と言われて、「分かりました」と答えて思いっきり演じました。

うれしかったことは、撮影しているうちに監督にだんだん認められていったことです。クランクアップが近づく頃には「うちのスタントチームに入りなよ。君にはスタントマンは必要ないだろ」と言われるまでになりました。また、自分がスタントマンたちとあれこれアクションについて深く話し合えるようになれたことに最大の達成感を感じましたね。

■次回作は現代ドラマですが、また横店影視城に行って時代劇に出演してほしいというファンの声もあります。

自分では出演作が現代劇か時代劇かということにこだわってはいないんです。時代劇が続いたから次は現代劇に出てみようかといった具合です。ただ、時代劇から全く離れてしまうということはないです。横店影視城はもうわが家みたいなものです。帰りたければ帰れる場所。温かい家のように感じています。時代劇についてはやはり脚本を重視します。いい脚本ありきですね。(編集/藤井)

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