鮮やかに咲き誇る花々 「諫早つつじ祭り」13、14日開催へ 長崎・諫早公園 

ツツジに彩られた諫早公園=諫早市

 国指定重要文化財「眼鏡橋」がある長崎県諫早市高城町の諫早公園でツツジが開花し、市民や行楽客らの目を楽しませている。今月13、14の両日には「諫早三大まつり」の一つに数えられている「諫早つつじ祭り」が、同公園一帯で5年ぶりに通常開催される。
 公園を管理し、祭りを主催する市によると、同公園と近くの上山公園には久留米ツツジ、平戸ツツジ、サツキなど計約3万本が植栽。開花は久留米ツツジから順次始まり、今月いっぱい楽しめるという。諫早公園では観光名所としての魅力を高めるため、新たに駐車場を設けたほか、園路の整備が進んでいる。
 1952年に始まった祭りはコロナ禍で中止、縮小が続いていた。今回、新たな試みとして「和」をテーマに掲げ、お茶会を体験できる野だてのコーナーを設けて、和菓子を扱う延べ16店が出店する「あんこマルシェ」を企画。地元特産品やグルメを提供するブース、ステージイベントなどもある。
 市商工観光課は「諫早にツツジが楽しめ、憩える場所があることを多くの人に知ってほしい」と来園を呼びかけている。
 祭りの問い合わせは同課(電0957.22.1500)。

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