カフェ併設、ネット活用など図書館移転に提案 市民らミーティング 群馬・伊勢崎市

 群馬県伊勢崎市が移転を計画する市図書館の展望を考えるミーティングが、同館で開かれた。有識者とボランティア、市民ら約30人が参加し、会話できるスペースやカフェの併設、インターネットでの発信強化といった未来像を語り合った。

 県立図書館在り方検討委員会の2021~22年度委員を務めたアカデミック・リソース・ガイド(横浜市)社長の岡本真さん、同館のボランティア3人がトークした=写真

 岡本さんは「ネットで“バズる”ことをやるのは必須。発信されるネタが大切なので、この土地でしか飲食できないものを提供するカフェを設けた方がよい」と提案した。ボランティアの佐塚公代さんは「本を借りなくても行きたくなり、“本端会議”ができる図書館に」と希望した。

 同館が主催した。市は老朽化や書庫不足などを課題とする同図書館を、中心市街地活性化を目指して整備する複合施設に移転する計画。年度内に施設の基本構想をまとめることにしている。

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