赤ちゃんのつめ切り、いつ切る?どう切る?コツ&やりがちNG2選【保健師が解説】

首すわり前の赤ちゃんは小さくてふにゃふにゃで、新米ママ・パパなら初めてのお世話経験にとまどっているかもしれません。赤ちゃんの小さいつめを切るのもドキドキではないでしょうか。保健師の中村真奈美先生に、0~3カ月赤ちゃんの、つめ切りのお世話のコツについて聞きました。

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伸びているのに気づいたらつめ切りを

赤ちゃんの体を清潔に保つグルーミングは大切なお世話の一つです。全身の保湿などのスキンケア、耳や鼻のお手入れ・おへその消毒は沐浴・入浴後にするといいでしょう。

「つめは、伸びていることに気がついたときに切ればOKです。赤ちゃんの小さいつめを切るのはとっても緊張するもの。赤ちゃんの動きが少ない睡眠中にするのがおすすめです」(中村先生)

ベビー用のつめ切りには、はさみタイプ、てこタイプ、やすりタイプなど種類があります。ママ・パパが使いやすいものを探してみましょう。

「赤ちゃんのつめを切るのが怖い、と感じたら、グッズを見直してみましょう」(中村先生)

3回に分けて切るのがおすすめ。数日に分けても

赤ちゃんの手から、つめを切る指だけを持ち、伸びた部分を切ります。

「両サイド、真ん中と3回に分けると切りやすくなります。一度に全部の指のつめを切るのが大変なら、何日かに分けて切って少しずつ切ってもいいでしょう」(中村先生)

【つめ切りのやりがちNG】おふろのあとにつめ切りをする

大人ならおふろ上りにつめがやわらかくなっているときに切ることも多いでしょう。

「おふろ上がりの赤ちゃんのつめはやわらかくなっています。大人ならやわらかくなっているときに切るのもいいですが、赤ちゃんは違います。やわらかくなくなっているときにつめを切ると、深づめしやすいので避けましょう。」(中村先生)

【つめ切りのやりがちNG】つめを切らずにミトンをつける

赤ちゃんは、手のひらでも体温調整をしていますし、手を動かしていろいろなものをつかんだりすることで手の動きが発達していきます。

「ミトンはつけないほうがいいでしょう。手を顔にもっていって指で顔にひっかき傷をつくってしまう場合は、ミトンを使うのではなく、こまめにつめを切ることで対処をしましょう」(中村先生)

監修/中村真奈美先生 撮影/矢部ひとみ イラスト/やまなか韶子 取材・文/ひよこクラブ編集部

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初めは、赤ちゃんが痛くないか心配になったり、加減がわからなかったりと怖いかもしれません。赤ちゃんがつめで顔をひっかいたりしないように少しずつ慣れていきましょう。

参考/『初めてのひよこクラブ』2024年春号とじ込み付録「いちばん大変な退院後から1カ月を乗りきる!新米ママ・パパ専用赤ちゃんのお世話の教科書 春編」

●記事の内容は2024年2月の情報で、現在と異なる場合があります。

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