壷阪健登、小曽根真プロデュースによるソロ・ピアノ・アルバムでデビュー

小曽根真が主宰する若手音楽家の育成プロジェクト「From Ozone till Dawn」に籍を置き、石川紅奈(b)とのユニット“soraya”でも活動中のピアニスト壷阪健登が、小曽根をプロデューサーに迎えたデビュー・アルバム『When I Sing』を5月15日(水)に発表します。アルバム収録曲の「Kirari」が先行配信中です。

今回のアルバムは、デビュー作としては異例と言える、全編ソロ・ピアノによる作品。壷阪は小曽根の勧めで2023年からソロ・ピアノでのライヴをスタート。7月にはスペインのサン・セバスティアン国際ジャズフェスティバルに出演し絶賛されました。さらに11月には銀座ヤマハホールで初リサイタル「Departure」を開催するなど、国内外で注目されています。

アルバム収録曲は、すべて自身のオリジナル曲。ラフマニノフ、ショパンなどを思わせる楽想と、若き日のキース・ジャレットを彷彿とさせる瑞々しく鮮烈なプレイで、その才能を余すところなくとらえています。アルバムの音源を聴いた米国ヴァーヴ・レーベル・グループの社長ジェイミー・クレンツもその才能に太鼓判を押し、ジャズの名門ヴァーヴ・レーベルのロゴ使用が認められました。録音はピアノの響きに定評のある埼玉・所沢市民文化センター ミューズ「マーキーホール」で行なわれました。

壷阪は、東京フィルハーモニー交響楽団に招かれ5月に「ラプソディ・イン・ブルー」を演奏。6月27日(木)には東京・東京芸術劇場で開催される〈METROPOLITAN JAZZ Vol.04 TOKYO PIANO NIGHT〉と題するコンサートに出演し、小曽根真、大林武司、シャイ・マエストロ、アマーロ・フレイタスともにステージに立ちます。また、6月8日(土)には東京・タワーレコード渋谷店にてアルバム発売記念のミニ・ライヴ&サイン会を開催予定です。

Photo by Sakiko Nomura

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