航空自衛隊のヘリコプターから部品落下 落下物やけが人の報告はなし 秋田分屯基地が確認の翌日に発表

航空自衛隊秋田分屯基地は10日、前日に飛行した航空機から部品が落下したことを発表しました。現時点で落下物やけが人などの報告はないということです。

航空自衛隊秋田分屯基地によりますと、部品が落下したのは救難隊に所属するヘリコプターの「UH-60J」です。この機体は、9日の午後2時14分に新潟空港を出発し、午後4時22分に秋田空港に到着しました。着陸後の点検で、離陸前にはあった「スクリュー」と呼ばれるネジ1本(約2.7g)と、ネジのゆるみを防止するための「ワッシャー」と呼ばれる部品1個(約0.1g)がなくなっていたということです。落下した部品は機体左側の胴体と燃料タンクをつなぐ支柱の側面に付いているもので、いつ、どこで落下したかは分かっていません。現時点で落下物やけが人などの報告はないということです。

今回の部品の落下を受けて、航空自衛隊秋田分屯基地司令の植野英二二等空佐は「地域住民の皆様にご心配をおかけし、深くお詫び申し上げます。引き続き、入念かつ確実な点検等を継続するとともに飛行安全に万全を期してまいります」とコメントしています。

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