見えない人も感じることができる「建長寺さわる模型」のお披露目式が、来たる4月21日、大本山建長寺で開催される。
この模型は、目の不自由な人々にも建築の美しさを伝えることを目的に、パルシステム共済連制作、ユニバーサル絵本ライブラリーUniLeafが主導するプロジェクトの成果物だ。
さわる模型の詳細
採用素材は触っても壊れにくいブロンズ。建長寺仏殿を精巧に再現し、目が見えない人も触覚で古の技を感じ取れる。誰にでも触れてもらえるよう、仏殿の正面に設置され、触ってこそわかる匠の技術を伝えている。
お披露目式では、プロジェクト関係者が集まり、発案の背景や製作過程での工夫、苦労について語り合う。
触る体験の大切さ
模型の存在は、見える世界と見えない世界の架け橋となる。共に語り合い、共感する体験を通じて、より理解し合う社会を築く一歩となるだろう。
ユニバーサル絵本の取り組み
ユニバーサル絵本ライブラリーUniLeafでは、点字を添えた透明シートを挟むことで、見える・見えないに関わらず同じ絵本を共有することができる「ユニバーサル絵本」を制作。さわる模型プロジェクトも、目が見えない子どもを有する家族への理解を深める取り組みの一つだ。
「ささえあい基金」について
さまざまな支援活動に資金を提供する「ささえあい基金」。助成金は、地域社会の互助と支え合いに貢献している。
お披露目式開催概要
日時:2024年4月21日(日)13時~15時30分
場所:大本山建長寺(神奈川県鎌倉市山ノ内8)