「きょうから9年生になります」小中学校再編で同じ学び舎に 義務教育学校が開校=静岡・川根本町

少子化が進むなか、4月10日、静岡県川根本町で「義務教育学校」が開校しました。小学校と中学校を再編して、1年生から9年生が同じ学び舎で過ごす新しい教育の形です。

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<光の森学園9年生 橋本煌心さん>
「先月まで本川根中の2年生でした。きょうからは光の森学園の9年生になります」

10日、開校式を迎えたのは、川根本町の義務教育学校「光の森学園」です。光の森学園は、本川根小学校と本川根中学校がひとつになった学校で、1年生から9年生まで61人が同じ校舎で学びます。

義務教育学校は、小学校と中学校の区切りがなく、9年間を通して、より柔軟に学習を進められることや下級生と上級生の交流が生まれることなど、さまざまなメリットが期待されています。初日は最上級の9年生が4年生に絵本の読み聞かせをしていました。

<光の森学園3年生 森田昂輝さん>
Q上級生とどんなことをしたい?
「たくさん遊びたいし、たくさん話もしたいです」

11日には、川根本町の南部にもうひとつの義務教育学校「三ツ星学園」が開校します。

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