なんだか見たことがある漢字だから読めそう…でもやっぱり読めない!そんな言葉をクイズ形式でご紹介します。今回のお題は「肖る」…「けずる」でも「しょうる」でもありませんよ。
【肖る】の読み方わかりますか?
鉛筆削りの「削」に似ているため、「けずる」と読んでしまいそうですが、全く意味の異なる漢字です。
『もとのものに似せる、またはかたどる』という意味があり、音読みで「ショウ」と読みます。
「肖像」や「不肖」などは見かけたことのある言葉ではないでしょうか。
そして訓読みの「肖る」は、実は3通りの読み方があります。
【肖る】の読み方、まず1つ目はコレ!
=「にる」
漢字の「肖」の意味そのままの読み方ですね。
そして2つ目の読み方は…
=「かたどる」
こちらも漢字の意味そのままの読み方でした。
「肖像画」はまさに人の姿を「かたどって」いますね。
そして3つ目の読み方は…?
=「あやかる」でした!
『影響を受けて同様の状態になる』という意味の「肖る」。「君の幸運に肖りたいよ!」のように、良い状態になりたい場合に多く用いられます。ほかにも、『影響を受けて変化する。動揺する』という意味もありますよ。
3通りある「肖る」の読み方。どれか1つは覚えておけるといいですね。
まとめ/meiko 参考/デジタル大辞泉(小学館)、漢字ペディア