学生と社長がプレゼン“バトる” 若者の力で地域を元気に 長崎・佐世保の「オンド」

プレゼンテーションに挑戦する出場者(左端)=佐世保市、オンド

 社長と学生がプレゼンテーションでトーク力を競う「社長とバトる。」が、長崎県佐世保市湊町のコミュニティースペース「ソーシャルディスコon℃(オンド)」で開かれ、参加者たちが舌戦を繰り広げた。
 オンドは、handonの石丸徹郎社長、西海みずき信用組合地域振興室の西信好真副室長、日々研究所の森一峻社長の3人が、地域企業と学生を結びつけることで若者の力を伸ばし、地域を元気にしようと開設。名称には「街の温度を上げる」「街の音頭をとっていく」との思いを込めた。
 イベントはお披露目も兼ねてオンドを知ってもらおうと企画。県内外の印刷やアパレルなど多様な業種の社長や、県内の小中高生、大学生ら約30人が参加した。
 イベントでは社長と学生の有志数人が、初めて見る10ページ程度の資料を1分で目を通した後、5分間のプレゼンテーションに挑戦。各人にとってなじみのない分野の内容で難易度は高かったが、出場者は自分に引き寄せ“わが話”に落とし込み、聴衆を楽しませながら発表した。
 今後、同スペースは学生への貸し出しやイベントの開催などに活用していく予定。

© 株式会社長崎新聞社