カエデの樹液使ったそば 日光二荒山神社に70人前奉納 日光そば組合

鶴千年の舞を奉納した山本代表(左から2人目)ら

 【日光】地域の素材を使ったそばの商品開発に取り組む「日光そば組合」はこのほど、市内のカエデの樹液を使った手打ちそば「鶴千年の舞」を山内の日光二荒山神社に奉納した。

 鶴千年の舞は2017年に開発し、同神社が命名した。そばを打つ際、水の代わりに霧降高原のカエデから採った樹液を使用する。そばつゆにも樹液を使っており、甘みや風味が際立つという。

 奉納神事には、同組合の山本雄一郎(やまもとゆういちろう)代表ら3人が参列。約70人前のそばを神前に供え、玉串をささげるなどした。

 山本代表は「よい樹液が取れたので、ことしの鶴千年の舞は過去最高の出来栄えとなった。ぜひ多くの人に食べてほしい」と話す。

 鶴千年の舞は、那須烏山市のそば店「そば夢サロン梁山泊(りょうざんぱく)」で取り扱っている。

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