【宇都宮】市なぎなた連盟は7日、宇都宮二荒山神社でなぎなた奉納演武を行った。小中高生14人が、見頃を迎えた桜の下で堂々となぎなたの形を披露した。
同連盟が奉納演武するのは初めて。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、子どもたちの大会出場機会などが減少していたことを受け、日頃の鍛錬を披露したいと奉納を企画した。
春の陽気となったこの日、はかま姿の子どもたちは色とりどりの帯をたすき掛けして登場。号令に合わせて打突を披露した後、形を演武した。「面」「すね」「胴」と、形ごとに子どもたちのはきはきとしたかけ声が境内に響いた。
宇都宮白楊高2年の鈴木美柚(すずきみゆ)さん(16)は「床で稽古しているので、砂の上での足さばきは新鮮だった。形は普段通りできた。貴重な経験だと思うので、できてよかった」と笑顔を見せた。