宇和島養殖マダイの新「たい飯」グランプリ 東京のテレビ局企画 開発のマルブンに市が感謝状

グランプリに輝いた「五代目鯛めし」=11日午前、宇和島市曙町

 愛媛県宇和島市産の養殖マダイを使った新たな「たい飯」が、未来に残したいご当地メニューを競う企画(フジテレビ主催)でグランプリに輝き11日、関係者が市役所で報告した。ご飯の上に焼いたマダイを載せ、焦がしバターとしょうゆを使ったソースを合わせた洋風の一品で、東京での試食イベントなどで高く評価された。

 グランプリを取ったのは「五代目鯛めし」。魚類養殖業「タイチ」(同市)のブランドマダイ「鯛一郎クン」を使い、飲食業の「マルブン」(西条市)が開発。マダイは皮をパリッと身をふっくら焼き上げ、米や付け合わせの野菜、しょうゆなども県産にこだわった。商品名は同社5代目の真鍋一成社長に由来する。

 「五代目鯛めし」は1320円。マルブンの店舗で提供している。

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