松山-韓国ソウル線 搭乗率8割維持で増便へ 一方、国内からの利用は3割程度… 韓国LCCチェジュ航空

インバウンド需要のさらなる拡大が期待されます。

韓国のLCC「チェジュ航空」が現在、毎日1往復運航している松山-ソウル線が週のうち5日、1日2往復に増便されることになりました。

(愛媛県・中村時広知事)
「週5便の期間増便を行うことが決定したとの連絡が、チェジュ航空からありましたので、お知らせいたします」

県の発表によりますと、増便は今年6月から夏ダイヤが終わる10月下旬まで、2往復での運航は、火曜から土曜までの週5日です。

去年3月に週5日5往復で再開されたソウル線は、10月から毎日1往復運航されるようになってからも、8割を超える搭乗率を維持しています。

韓国からのインバウンド需要が好調で、中村知事は積極的なPRが成功したと話しました。

(愛媛県・中村時広知事)
「SNS等のデジタルツールを効果的に活用し、本県の強みであるゴルフやサイクリングなど、体験型コンテンツの魅力を発信してきたが、SNSの拡散がかなり大きな影響を与えているようで、順調な搭乗率につながっている」

松山-ソウル線の経済効果は、現在の毎日1往復の運航で年間およそ33億円、夏ダイヤの増便によって9億5000万円余りが上乗せされると推計されています。

県は、冬ダイヤ以降の継続に向け松山以外の観光地の受け入れ態勢強化に加え、現在、3割程度だという国内からの利用促進を図りたい考えです。

一方、去年11月に週3日3往復で就航した松山-プサン線も、これまで搭乗率が8割を超えるなど好調で、こちらについても中村知事は、見通しは立っていないとしながらも、増便への期待を示しました。

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