群馬県の宇留賀敬一副知事の再任 財界有志が要望

 出向元の経済産業省を退職する宇留賀敬一副知事を再任する議案が群馬県議会第2回定例会に提案されることに関連し、県内経済人有志が10日、宇留賀副知事の再任を求める要望書を山本一太知事や安孫子哲県議会議長らに提出した。

 田中仁ジンズホールディングスCEOと正田隆正田醤油社長が山本知事を訪れ、「宇留賀氏の存在が今後の群馬県の更なる発展と躍進に欠かせない」などとする要望書を提出。田中CEOは県議会と自民党県連も相次いで訪れた。

 井下泰伸幹事長は「宇留賀さんの能力は認めている。(再任の話が)ちょっと唐突に出てきた感があり、しかも重要な役職の人事なので、同じ所に立って議論ができるよう情報を共有している」と話した。

 有志は2人のほか、荒井正昭オープンハウスグループ社長や腰高博コシダカホールディングス社長、佐瀬守男ホットランド社長、土屋裕雅ベイシア会長、町田豊ヤマト社長ら11人。

 山本知事は5月開会予定の県議会定例会に宇留賀副知事を続投させるための関連議案を提案する考えを示している。

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