親子支えて「このゆびとまれ」20周年 コロナ禍で孤独になりがちな時も…保護者同士の交流の場に 1日約100人・60万人が利用

「このゆびとまれ」20周年

長野市の子育て支援施設「このゆびとまれ」が開館から20年を迎えました。これまでに延べ60万人の親子が利用。コロナ禍も孤独になりがちな保護者を支えてきました。

長野市篠ノ井の子ども広場「このゆびとまれ」。20周年を祝うイベントが開かれました。

11日もダンスや音楽を楽しんだり、大型の遊具で遊んだり。

20年間で1日約100人、延べ60万人が利用してきました。

1歳9カ月の親:
「広いので、走り回れるのがいい」

保護者同士の交流の場にもなっています。

1歳3カ月の親:
「先週かな?ここで出会って。うれしいです、悩み共有できるので」

9カ月の親:
「悩みとか普段なかなか相談できないので、聞いてもらえるとうれしい」

常駐する職員が子育て相談にも応じてくれます。コロナ禍も予約制で人数を制限しながらも孤立しがちな親子を支えてきました。

県外出身・1歳11カ月の親:
「(地元に)なかなか帰れなかったので、こっちで遊ばせていましたね。近い月齢の子やお母さんと仲良くなって関係性を築けたりして、親子ともありがたい場所」

男の子:
「5さいです。(親:お店屋さんごっこするんだよね)うん」

県外出身・5歳の親:
「親としても先生(スタッフ)に教えてもらったり。顔なじみじゃないですけど、落ち着きますね、親も」

篠ノ井こども広場「このゆびとまれ」・斉藤由美子所長:
「今、自分の力だけで子育てをしようという感じがあるんですけど、社会みんなでやるものだということをみんなに知らせて、みんなで子育てができる長野市になるといい」

親しまれて20年。今後も親子を支えます。

© 株式会社長野放送