鳥取県鳥取市にある歯科衛生士の専門学校で、11日、今年度の入学式が行われました。
在校生に迎えられたのは黒のスーツに身を包んだ21人の新入生たち。
鳥取県立歯科衛生専門学校で行われた入学式では、谷尾和彦校長が新入生の入学を許可したあと
「健康維持には歯科衛生士はかかせない存在。
最善の医療のためにはコミュニケーション能力も磨いて欲しい」
と、式辞を述べました。
そして新入生代表の杉本心詩さんが誓いの言葉の述べました。
新入生代表 杉本心詩さん
「社会に貢献できる立派な歯科衛生士を目指し、一生懸命努力することを誓います」
新入生
「歯科衛生士に近づけるように勉強を頑張ろうと思いました」
「(歯科に対する)怖さを和らげれるような歯科衛生士になりたいと思っています」
歯科衛生士を巡っては、令和4年度の求人倍率が23.3倍になるなど、全国的に不足していますが、少子化などの影響で養成校では定員割れの傾向が続いています。*全国歯科衛生士教育協議会調べ
鳥取県立歯科衛生専門学校でも、ここ数年、定員36人に達していません。
鳥取県立歯科衛生専門学校 谷尾和彦 校長
「鳥取県はもちろんのこと、兵庫県には去年(高校など)9校回りましたが、そういうところに行って、歯科衛生士の魅力をアピールしている」
中高年の歯周病対策など今後も歯科衛生士の役割が重要となる中、新入生は国家資格の取得を目指しこれから3年間勉学に励みます。