65カ国を巡る大人旅の途中…米国クルーズ船「セレナーデ・オブ・ザ・シーズ」が鹿児島に初寄港

鹿児島に初寄港したクルーズ船「セレナーデ・オブ・ザ・シーズ」=11日、鹿児島市のマリンポートかごしま

 米大手船会社ロイヤル・カリビアンが運航するクルーズ船「セレナーデ・オブ・ザ・シーズ」(9万90トン)が11日、鹿児島市のマリンポートかごしまに初寄港した。中高年齢層がターゲットで、木をふんだんに使った落ち着いた内装に開放的な吹き抜けが特徴。

 同船は65カ国を巡る世界一周クルーズの途中。乗客約1700人のうち6割がアメリカ人で、鹿児島では桜島や仙巌園、城山などの観光地を巡るツアーが人気だったという。

 同日は船内で、鹿児島海外観光客受入協議会主催の歓迎セレモニーがあり、県や観光、港湾関係者ら約20人が参加。9年前に別のクルーズ船で来鹿したというシェル・ノルドモ船長は「再び鹿児島に来られてうれしい」とあいさつした。

 鹿児島商工会議所の宮浦和英事務局長は「自然、歴史、温泉など特色ある観光資源を楽しんで」と歓迎、またの来鹿を期待した。

〈内部を見る〉「セレナーデ・オブ・ザ・シーズ」中央部にある2階から11階まで吹き抜けのロビーフロア=11日、鹿児島市のマリンポートかごしま
〈内部を見る〉木を基調とした落ち着いた色合いが特徴の「セレナーデ・オブ・ザ・シーズ」のシアター=11日、鹿児島市のマリンポートかごしま

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