「新NISA」や「ふるさと納税」を活用して税制優遇も受けよう!
4月から昇給や昇給で給与が上がった人も多いのではないでしょうか。
ただし、給与が上がると、ついついお金を使いすぎてしまう人も少なくありません。
そこで本記事では、給与が上がった人がやるべきこと5つを紹介します。
新NISAやふるさと納税についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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やるべきこと1.会社の給与制度を見直す
給与が上がった人がやるべきこと1つ目は、会社の給与制度を見直すことです。
4月から給与が上がった場合、自分がなぜ給与が上がったのか、毎月の基本給はいくらになるのか、賞与はどのように計算されるのかなどを確認しましょう。
自分の会社の給与が決まる仕組みがわかれば、年収の目安と今後どれくらい年収が上がる可能性があるのかを知ることができます。
年収の目安を知っておくことは、収支計画を作るうえで非常に重要です。ぜひ、この機会に会社の給与制度に目を通してみてください。
やるべきこと2.家計を見直す
給与が上がった人がやるべきこと2つ目は、家計を見直すことです。
給与が上がると、ついついお金を多く使ってしまい、結局貯蓄ができない人も多くいます。
もちろん、お金を使うことは悪いことではないですが、無駄な支出は避けましょう。
そのため、毎月の支出で削れるものがないかを再確認してください。特に、保険料や携帯代、サブスク料金、車にかかる費用などの固定費は一度削減できれば大きな効果を見込めます。
毎月5000円の固定費を削減できれば、毎月5000円の給与アップと同じ効果です。ぜひ、使うお金を増やす前に、削減できる支出がないかを見返してみてください。
やるべきこと3.ローンの返済額を見直す
給与が上がった人がやるべきこと3つ目は、ローンの返済額を見直すことです。
住宅ローンやカーローンなどの返済をしている人は、給与アップ分で毎月の返済額を増やせないか検討しましょう。ローンは返済期間が短いほど、合計で支払う利息を抑えることが可能です。
無理のない範囲で構いませんが、毎月のローンの返済額増額を考えてみてください。
さて、やるべきこと4つ目、5つ目は税制面におけるメリットも大きいものになります。
給与アップのこのタイミングで、自分にできるのか、合っているのかを考えてみてもいいかもしれません。
やるべきこと4つ目、5つ目を見ていきましょう。
やるべきこと4.新NISAで積立投資を始める
給与が上がった人がやるべきこと4つ目は、新NISAで積立投資を始めることです。
新NISAは投資で得た税金と配当金が非課税になる制度となっています。
通常、投資で発生する利益と配当金には約20%の税金がかかりますが、新NISAで投資をすれば税金がかからないため、お得に資産形成をおこなうことが可能です。
新NISAを利用して年間で投資できる金額は360万円、非課税で保有できる商品は1800万円分までとなっています。
新NISAでの資産形成は、少額からでも効果を見込めます。
例えば、毎月5000円の積立投資を年率3%で運用した場合の資産額の推移は以下のとおりです。
月5000円の積立投資をした場合の将来の資産評価額
経過年数:資産評価額(元本部分)
- 5年:32万円(30万円)
- 10年:70万円(60万円)
- 15年:113万円(90万円)
- 20年:164万円(120万円)
- 25年:223万円(150万円)
- 30年:291万円(180万円)
- 35年:371万円(210万円)
- 40年:463万円(240万円)
*投資の運用利回りは年率3%で計算
40年間積立投資を続ければ、463万円もの資産を築くことが可能です。
元本部分は240万円のため、新NISAでの投資により223万円も資産が増えています。
少額からでもいいので新NISAでの積立投資を検討してみてはいかがでしょうか。
やるべきこと5.ふるさと納税を活用する
給与が上がった人がやるべきこと5つ目は、ふるさと納税を活用することです。
ふるさと納税とは、本来納めるべき税金を利用して各自治体の名産品などをもらえる制度です。年間にふるさと納税できる金額は、年収などによって上限が決まります。
単身世帯の場合、年収ごとのふるさと納税できる金額の目安は以下のとおりです。
【年収別】ふるさと納税の年間寄付上限額の目安
年収:年間寄付上限額の目安
- 300万円:2万8000円
- 400万円:4万2000円
- 500万円:6万1000円
- 600万円:7万7000円
- 700万円:10万8000円
- 800万円:12万9000円
- 900万円:15万2000円
年収が上がるほど、ふるさと納税できる金額は上がる仕組みです。
そのため、4月から給与が上がった人は、ぜひふるさと納税を活用して食料品や日用品などをお得にもらいましょう。
お金は使うためにある
給与が上がった人がやるべきこと5選を紹介しましたが、お金は使うためにあるものです。
そのため、節約したり投資したりするだけでなく、しっかりと使うことも重要となります。
家計に与える影響を考慮しながらも、上がった給与で贅沢をすることも忘れないでください。
参考資料
- 金融庁「NISAで資産形成!!」
- 楽天証券「積立かんたんシミュレーション」
- 総務省「全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安」