花見と街歩き楽しんで 日光・門前町で桜回遊イベント 樹齢400年のシダレザクラも見頃

満開となった高田家のシダレザクラ

 【日光】桜が見頃を迎えた世界遺産「日光の社寺」門前町で、花見と街歩きを楽しんでもらう恒例イベント「日光桜回遊」(日光桜遊会主催)が開催されている。春の空を背景に咲き誇る桜を観光客らがカメラに収めている。27日まで。

 民家や寺院などの桜の名所と、地域の飲食店・物産店をガイドマップで紹介し、散策しながら楽しんでもらう催し。今回のマップには桜の名所26カ所と、64店舗分の飲食店情報などを掲載している。

 マップで紹介されている稲荷町1丁目の高田雄康(たかだたけやす)さん(79)方の樹齢400年というシダレザクラは、ここ数年では遅めの先月29日に開花。今週末くらいまで楽しめそうだという。高田家と同所の虚空蔵尊のシダレザクラは、夜間のライトアップも行われている。

 桜遊会事務局の三ツ山泰弘(みつやまやすひろ)さん(43)は「市内でも標高差が200メートルほどあり、期間中に足を運んでもらえればいずれかの桜を楽しんでもらえると思う」と来訪を呼びかけている。

 ガイドマップは市観光協会やJR、東武の両日光駅などで配布している。(問)市観光協会0288.22.1525。

満開となった高田家のシダレザクラ

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