現地時間4月11日に行なわれたヨーロッパリーグの準々決勝・第1レグで、日本代表のキャプテン遠藤航を擁するリバプールは、アタランタとアンフィールドで対戦。0-3で完敗を喫し、敵地での第2レグを前に崖っぷちに立たされた。
開始直後の大ピンチこそ守護神クィービーン・ケレハーのビッグセーブで防いだものの、前半終盤に先制点を許すと、後半にも2失点。絶対エースのモハメド・サラーはハーフタイム明けから出場したなか、攻撃陣も沈黙し、要塞と称される自慢の本拠地で為す術なく敗れた。
予想だにしない厳しい結果を受け、かつてリバプールでプレーしたスティーブン・ウォーノック氏は、英公共放送『BBC』のラジオで「(ユルゲン・クロップ体制下で)ほぼ間違いなく最悪」とバッサリ。不甲斐ない古巣を糾弾した。
【動画】リバプールが衝撃の完敗。アタランタ戦のハイライト
「貧弱だ。ポゼッションに無駄が多く、ピッチのあちこちでミスをしている。リバプールは疲れているように見えた。1シーズンで56試合を戦ったチームのようで、疲れた心と身体が透けて見えた」
また、同じくOBのピーター・クラウチ氏は、「もし誰かが逆転できるとしたら、彼らだろう。しかし、3点は本当に難しい」と現実を見ている様子だ。
過去にチャンピオンズリーグでバルセロナを相手に“アンフィールドの奇跡”と称される大逆転劇を起こしたこともあるリバプール。クロップ体制最終年の今季、敵地で奇跡を起こせるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部