特殊詐欺で指名手配されていた住居不定・無職の男(26)が、12日、益田警察署に逮捕されました。
電子計算機使用詐欺・窃盗の疑いで逮捕されたのは、住居不定・無職の男(26)です。
益田警察署によりますと、2023年11月15日、島根県益田市に住む60代の女性宅に市役所介護保険課を名乗る男から「介護保険料を払いすぎていて、還付金があります」などと電話があり、還付金がもらえるものと思いATMを操作した女性は、合計約249万円をだまし取られる被害に遭いました。
男は、この被害があった同日、栃木県内のコンビニエンスストアに設置されたATMで、女性に振り込ませた口座から現金50万円を引き出した疑いが持たれています。
防犯カメラの映像などから男の犯行が明らかとなり、警察は全国指名手配をして捜査を進めていて、12日午前0時41分、和歌山県和歌山市内で男を通常逮捕しました。
調べに対し、男は「全然知りません」と容疑を否認しています。
男は、いわゆる特殊詐欺グループの“出し子”とみられ、余罪や共犯者などについて引き続き調べを進めているということです。